他人の前で自分の娘をおとしめる母親
家族というのは、他人の前では邪険に扱うものだと小さい頃思っていました。
「できの悪い娘で・・・」とか。
「うちの愚妻が・・・」とか。
だから、妹と外で楽しく遊んでいるときにも、友達に会うと手のひらを返したように、「妹がついてくるから仕方なく遊んでやってる」みたいに説明して、妹を邪険に扱っていました。
ある日、それを母親に注意されました。
「どうして妹のことを悪く言ったりするのか」って。
ヒヨリは不思議に思いました。だって、母親がいつもヒヨリのことを知人や友人の前で、「できの悪い娘」みたいに言っておとしめてたからです。母親と同じことをやってるのに、なんで注意されるのかわかりませんでした。
ヒヨリは、知り合いや親戚の前では、できの悪い娘として、小さくなってビクビクするようになっていました。自分はいると恥ずかしい存在なんだと思っていました。
ある休日、地方では大きな百貨店に家族で買い物に出かけたときのことです。
同じクラスの友達も家族で遊びに来ていたところにちょうど出会いました。またヒヨリは粗相がないように、ビクビクしていました。
でもその友達は、ヒヨリの姿を見つけると駆け寄ってきて、「家族で来てるんだ~」といって、ニコニコしながらお父さんとお母さんとお姉さんを紹介してくれました。その子のお父さんもお母さんもお姉さんもニコニコしながら友達のことを見ていました。
そのとき思いました。
「ああ、家族って自慢していいんだ」って。
「友達みたいに、自分は家族に愛されてるって自信を持つのっていいなあ」って。
いつも他人の前で、自分の夫や、妻や、子どもをおとしめている家族って悲しいですよね。そして、親がやっていることは、必ず子どもに伝わってしまうものです。「冗談で言ってるだけ」という人もいるかもしれませんが、その方がたちが悪いです。自覚なく、人を傷つけているのですから。
「家事もなにもできない妻(母)で・・・」って言われるより、「自慢の妻(母)です」って言われたかったら、まず自分が家族をほめることからはじめませんか?
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