お姑さんの愛情は打算的?
「お姑さんがあんたによくしてくれるのは、べつにあんたが好きだからじゃなくて、あんたによくしてやれば、息子である旦那さんの負担が減るからだよ。」
ヒヨリが母親に、お姑さんがすごくよくしてくれることを電話で話すと、母親からこういう答えが返ってきました。
確かに、そうかもしれません。でも、母親の、つねに打算的な愛情を裏打ちしたかのようなこの発言を、平気で口にできるのを聞いて、「ああ、この人はほんとうに人を愛したことがないんだなあ」とヒヨリはあらためて思いました。
父方の祖母はそんなにたくさんお金があるわけでもないのに、お正月には必ずお嫁さんたちに自分の持っているものをプレゼントしていました。
でも、母親は、お姑さんからバッグや洋服をもらうたびに、「こんなくだらないもの」「センスが悪い」「ごみになる」など、文句ばかり言っていました。
誰かからの好意に優劣なんかないのに、祖母からの贈り物に文句をつける母親のことばをいつも聞いては、悲しい気持ちになりました。
ヒヨリのお姑さんは、まだヒヨリと旦那さんが付き合っていたときから、一貫してほんとうの娘のように親切にしてくれました。ひとり暮らしをしていたヒヨリに、毎週やまほどの手料理や果物をくれました。
お舅さんは、いつもヒヨリが遊びにくるのをとても楽しみにしてくれていて、バス停まで迎えに来てくれたり、たくさんお話をしたり、旦那さんの実家に行くと、ヒヨリはここに嫁に来てほんとうに良かったと思います。
ヒヨリは、誰とでも、愛情の貧しい関係だけは築きたくないです。いつも旦那さんのお父さんとお母さんには、感謝の気持ちを忘れないで、愛情豊かに一緒に過ごしていければいいなあ、と思います。
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